人材不足による残業・業務量の増加は、職員への肉体的、精神的な負担がかかり、モチベーションが低下すると同時に、離職するリスクが高まります。職員の退職は組織にとって大きな損失となり、新規採用の経費以上に大きなマイナスとなります。
人材が不足してくると一人ひとりの仕事量が増加します。個々人の仕事量の増加は職員の勤務時間を長くし、疲労や精神的なストレスから業務上のミスが発生するリスクを高めます。業務上のミスはクレームやトラブルを生み出し、対処するためにさらに時間を取られる可能性があります。
離職率が高い職場は、当然人手不足を招くとともに、職員のスキルやサービスの低下を招くことが予想されます。新しい人を採用しても一定のスキルが身につく前にまた離職するという悪循環に陥ってしまう可能性も大いにあります。
人手不足のために予約数や診療数、入所者数などを制限してしまうことは医療機関や施設にとって大きな機会損失となります。充足されている場合の労働力を考えると人材不足は業績に直結する重要な問題といえます。